Unity Version 2021.3.11f1(LTS)
リンク
GameObject.Findとは
GameObject.Findは、「指定した名前のゲームオブジェクトをシーンの中から探して取得することが出来る関数」です。
GameObject targetObject = GameObject.Find("ゲームオブジェクトの名前");
使い方は、とても簡単で、()の中に探したいゲームオブジェクトの名前を指定することで、対象のゲームオブジェクトを探すことが出来ます!
使用例

using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class BoyController : MonoBehaviour
{
private GameObject _girlObject; //探してきたGameObject保存用
void Start()
{
_girlObject = GameObject.Find("Girl"); //名前が"Girl"のゲームオブジェクトを探す
Debug.Log("女の子オブジェクト" + _girlObject); //見つけられたかをDebug.Logで表示
}
}
このスクリプトでは、画面左の男の子を管理しているクラスが、画面右の女の子ゲームオブジェクトを探して、取得しています。

正常に取得出来ていれば、このようなログが表示されます!
注意点
名前を指定するだけで、ゲームオブジェクトがシーンのどこにいても、取得できる便利な関数ですが、注意するべきことが2つあります。
1.見つけられるのはアクティブなオブジェクトのみ
呼び出した時に、非アクティブになっているゲームオブジェクトは見つけることが出来ません。

画像のように、Girlゲームオブジェクトが、シーン上に存在はしていますが、Inspectorのチェックが外れていて、非アクティブの状態となっています。

2.処理が重たいので何度も使い続けるのはNG
呼び出すたびに、シーン上のゲームオブジェクトをすべて検索するので、動作が重い処理です。
なので、Start関数などの初期化系の関数で、1度だけ呼び出すようにしましょう!
3.同じ名前のものがあると最後に生成した方が取得される
同じシーンに"Girl"ゲームオブジェクトが複数存在すると、一番最後にシーン上に配置した"Girl"が取得されるようです。(※環境によっては動作が変わるかもしれません)
基本的には、この関数で取得する対象のゲームオブジェクトは、名前が重複しないようにしましょう!
リンク